電気工事士−実技試験

電気工事士の実技試験なのですが、実際の作業となるためテクニックを紹介します。もしもの時ごまかせる可能性が あるので覚えておいてください。実技試験の練習は基本的に参考書にお任せします。

電気工事士の実技試験にも筆記試験があります。これは覚えるしかありません。私もわけのわからない家の図面を 何回も見て覚えました。

実技試験なのですが、これは練習あるのみです。まず電線の被膜を剥く作業です。最近は工具の 制限がなくなって何でも使用可ということで、私はカッターナイフを使いました。方法は参考書 を参考にすればいいと思います。通称「股裂き」と言う皮膜の剥き方は失敗すれば終わりなので、 よほど自信がない限りやめておきましょう。

まず回路の解読(といっても解読ではなくそれが当たり前なのですが)をする必要があります。 私はリレーでの制御回路を組んでいたので、この辺りは問題なくクリアできたのです。この話を聞いて 「TAKEは電気の素人のはず。私も素人だから信じてがんばってきたのに!うそつき!」って 思われる方もいると思うので補足しておきます。基本的に制御回路でオームの法則とか電力計算は 使いません。使うのは電気の信号が入ったか、切れたかのみです。アナログチックではなくデジタル なのです。電圧もDC5V、12V、24Vとがメインで、接続する機器も電圧に合わせた機器です。 つまり抵抗をつけたりすることはほとんどないのです。

話を戻しましょう。問題の図から回路を作成するのは、電気の流れをイメージします。最初に 説明した「水」の流れです。電線上に電気(水)が流れていることをイメージします。電源の片方の 電線から電気を流し、負荷を通ってもう片方の電線に帰ってくるようにイメージします。コンセント の場合はその先に負荷が付くので、コンセントに何も刺さってないときは電気は帰りません。負荷が つながった時(冷蔵庫等が刺さっている時)帰すようにすればいいのです。つまり2本の電線が コンセントの左右に接続されます。

スイッチは電気の通り道を塞ぐようにつけます。

参考書の問題と回答をよく見て理解してください。理解できないと合格は難しいです。 理解しようとする気持ちと努力があれば必ず理解できます。がんばって下さい。

引き出しを多く持つ

いくら勉強して練習したとしても、本番でチョットした失敗をする可能性があります。 緊張して時間が迫ってきて、余計あせったりもします。ここではチョットしたテクニック をのせておきます

まず電線の被膜を剥くとき、まず外側の皮膜を剥きますが、内側の白と黒の皮膜にキズ が入ってはいけません。もし根元の方に切り込みのキズが入った場合問題です。こんなときは 外側の皮膜を引っ張って隠してしまいましょう。ある程度は伸びますのでごまかせます。

次に芯線を輪作りして端子台につける作業ですが、私は輪作りの練習は一切していません。 この接続方法が正しいかは分かりませんが、私は芯線を少し多めに向いて、端子台のネジを 外れない程度に緩めます。そこに芯線を巻きつけます。その時芯線の先端をニッパーでつまむと かなり楽にできます。きれいに巻きついたら芯線の長い部分をニッパーで切断します。 そしてネジ締めして完了です。

これは試験でニッパーが使えるようになったので出来るテクニックです。ここまで来たら 、使える物は何でも使いましょう。最後は反則テクニックというか、大幅な時間短縮テクニック です

使う道具はワーヤーストリッパーといって皮膜を剥く専用の工具です。工具に制限がないのだから 問題にはなりません。実際私は使いました。実際の工事では、工具を持ち換えるのもめんどくさいので このような工具は使いませんが、芯線に傷をつけずに皮膜を剥く作業はかなりしんどいです。この工具 を使えば簡単にいくのです。もし傷が入ったら、皮膜を引っ張って隠しましょう。

こんな感じで使える工具は使いましょう。私が受験したときは私だけカッターやニッパーを使用 していました。他の方は電工ナイフにペンチでがんばっていました。試験も20分で終わりました。 というか私が勘違いして、試験時間は20分と思っていたので、急いで完成させたのですが。

後は練習です。これができれば第二種電気工事士の取得です。がんばりましょう。

第二種電気工事士

トップへ
LINKへ

inserted by FC2 system