なぜ雀は感電しないのか

勉強ばかりも疲れるので、一息入れましょう。
よく外の電線に雀や鳥がとまっていますよね。なぜ感電しないんでしょう?電線にはかなりの電圧がかかって いますので、皮膜はついていますけど表面には放電しています。

電線には6600Vがかかっているとします。この電圧は地面を0Vとした時の電圧で対地電圧とします。 電流は電圧に差があると流れます。これを電位差といい、この場合6600Vとなります。一般的にこの電位差 を電圧とよんでいます。この6600Vの電線と0Vの地面を電線等で接続すると電流が流れます。

雀の場合を考えて見ましょう。雀の左足は6600Vの電線の上、右足も6600Vの電線の上です。この場合 左足と右足の電位差は0Vです。0Vなので電流はほとんど流れません。この雀の左足が電線の上、右足が地面か 他の電線に触れたらどうなるでしょう?答えは焼き鳥になるでしょう。

人間の場合はどうでしょう?基本的に地面から足が離れていれば感電はしないでしょう。凧上げをするとき 凧が電線に絡んだら危険です。凧糸を伝って電流が流れる可能性があります。

でも絶対に電線には触れないでください。ぶら下がったとしても、高電圧の電線から体の一部が大きく離れる 事は危険です。(この場合はつま先ですね)雀の場合は高電圧の電線から体の一部が10cmも離れません。 人間は1.5m以上は離れてしまいます。

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